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30年ぶりに映画館が復活した。まちづくり会社「いきいき唐津」の甲斐田さんから、映画館のロゴマークを依頼されたのは、奥村展が始まった頃だ。それから丸2ヶ月。ようやくオーケーが出たのが25日のオープンぎりぎりの二週間前。

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写真は、高島「宝当お休み処」にて。唐津城の近く、桟橋の袂に渡船場がある。定期船「ニューたかしま」に揺られること10分。船を降りたら右手にお店が見える。この時期だとイカがおススメだが、不漁が続いていて滅多に入らないとのこと。仕方なく千歌ちゃんは海鮮丼。僕は焼き魚に。脂が乗ってて超絶旨かった。やはり唐津。魚が旨い。

●宝当お休み処
〒847-0027 佐賀県唐津市高島519−5
電話 090-6770-3354
営業 10時〜17時(年中無休)
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映画館の名前は「シアターENYA(演屋)」。一般公募から決まったネーミングで、唐津くんちの掛け声「エンヤ!」に紐づいている。建物1Fにある映画館は複合商業施設「KARAE」に備えられていて、他にもブックカフェ、中華料理店、アンテナショップがあり、10月25日(金)は1Fフロアのグランドオープンだった。

2Fフロアはシェアオフィス、レンタルミーティングスペース、3Fはホテルが順次オープンする。ドミトリーもあったりして、ゲストハウスの上級クラスという感じ。ビジネスホテルにドミトリーもある感じ。 今回、僕らは「いきいき唐津」さんからの招待で、映画鑑賞とオープン前のホテル(スーペリアツイン/一泊一人8,910円〜)に宿泊させていただいた。唐津の町中にあるので、立地は申し分ないし、使い勝手の良い、本当に素晴らしいホテルだった。かなりおすすめです。

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写真は、手頃な価格でお寿司が愉しめる名店「笑咲喜」で食べたおまかせ(一部)。
メニューは、おまかせにぎりとおまかせ肴とにぎりの二つ。席数もカウンターに4席。テーブル4席。実に潔い。屋台で握っていた江戸時代後期の鮨屋のようで、庶民的なお店だった。

●からつ 鮨 笑咲喜
住所 佐賀県唐津市中町1840-1
営業 平日/17時~22時 日曜/12時~14時
   ※祝日は要問い合わせ 月曜定休
電話 0955-75-2014


●HOTEL KARAE
住所 佐賀県唐津市京町1783
チェックイン 15:00〜23:00
チェックアウト 〜10:00
電話 0955-73-3278
オフィシャルページ⇨  (Click!) 

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2011年にオープンしたオーテビル(大手口センタービル)3Fの市民交流プラザオーテホールを中心に定期的な上映会を行ってきた唐津シネマの会。この「唐津シネマの会」がシアターENYAの前身であり、今回のロゴマークには様々な文脈を汲んでいる。

映写機リールは、唐津くんちで使われる「木綿町の提灯」の模様になぞらえている。ENYAの頭文字「E」の小文字でもある。それを無限大マークのように繋いだ。
「演屋」の字体は「江戸文字」と言われる商人文化から生まれた古来の「フォント」で、唐津の街中でもよく見かける。その「江戸文字」を自分なりに解釈して製作した。ポップさも意識しながら、「氵」と寅の部分の「八」を繋げたり、「演屋」の文字の比率と、下の「THEATER ENYA」の文字は同じ比率にしたりと、細かな調整を行った。「THEATER ENYA」の字体は、アール・デコの書体で、映画館の外観・内観とリンクさせている(これは当初からのオーダーに応えた)。
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さて翌日は、10時にホテルをチェックアウトして、その足で川島豆腐と藤川蒲鉾へ。豆腐と魚ロッケを買って、車で虹の松原へ。お目当てはもちろん唐津バーガー。この日初めて「チーズバーガー」を頼んだ。いやあ、実に美味しい。何故今まで頼まなかったんだろう。

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写真は、虹の松原。
唐津は海も山も近いからなのか、天候の移り変わりが激しい、と感じているのは僕だけだろうか?
松原の写真は断然、晴れている時が素晴らしい、と感じているのも僕だけかな。
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腹拵えを済ませて、「佐用の湧き水」を汲んで帰路を急ぐ(早く帰るのは、にくちゃんに会うため)。Googleで調べたので詳しいことは知らなかったのだけど、人気の水場のようで、先にいた年配のご夫婦は慣れた様子で40リットルくらい水をせっせと汲んでいた。聞くと毎週のように汲みに来ているとか。さぞかし旨いんだろうな。帰ったらこの水でコーヒーを淹れよう。新米も炊いてみよう。帰りの車の中で、僕はそんなことばかり考えていた(笑)。
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中村健太「ハロー、グッバイ。」展示期間中にオープン予定の喫茶室「時々可否」。そのロゴマークを作りました。形から入る方なので、、、というのは」冗談ですが、やはりこういう「遊び」は徹底的にこだわって遊ぶべきだと僕は考えています。数年前に友人のカフェで開いた角打ち「まぼろし酒店」の時も、「バルバ」(友人のカフェの名前がバルバ)という通貨を作ったり、お品書きをそれっぽく作ったり、酒屋っぽい前掛まで作って、二日間限定で200名を越すお客さんが来てくれました笑

今回は、写真展を開催している喫茶店、、そうですね、、例えば、親富孝通りにある「屋根裏 漠」のようなイメージ、珈琲とタバコの煙。喧々諤々とアート議論が交わされる純喫茶のような佇まいを念頭においてデザインしました。コーヒーの当て字「可否」は、民藝風の喫茶店でよく見かけます。そこから書体の様式も型絵染風の書体でロゴを作りました。これを基本にメニュー表や看板などに展開していく感じです。こういうデザインを通して、多少なりとも気構えなんかができると思います。
メニューの詳細が決まったらまたこちらで紹介しようと思います。
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その人に初めて会ったのは今年の一月だった。
天気予報が四〇年振りの大寒波が西日本を直撃すると伝えていたとおり、
こんこんと雪が降るのをカフェの窓際の席から一緒に眺めた。

そして熊本市内のアトリエに伺ったのが三月中頃。
生憎の雨で、川内倫子の素晴らしい展示を
観た後だったということもあり心がザワザワしていた。

僕も千歌ちゃんも以前から知っていたブランドSARAXJIJI(サラジジ)の野田さんの話は、
長時間に及ぶインタビューの中でもぶれることがなく、筋が一本通っていて心地よかった。

四月に入って、そろそろ仕事もひと段落ついてきたし、
頭の整理を始めようかと考えていた矢先。熊本で大変なことが起こった。

熊本は僕らが十年ほど前まで住んでいた場所で、たくさんの知人友人がいて、
その安否が気になっていた。もちろん野田さんのことも。
幸いにもSNSで無事であることが分かった。落ち着くまでそっとしておこう。
プロジェクトは恐らく年内は難しいだろう。
ゆっくり取り掛かれば良いし、野田さんもそれどころじゃないはずだ。
そんなことを考えていた。とにかく大事がなくて良かった。

それが昨日、D&DEPARTMENT FUKUOKAでのPERMANENTのワークショップ前のことだ。
千歌ちゃんの携帯に野田さんからの連絡が入った。
僕はてっきりプロジェクトを延期しようという内容だろうと考えていたら、
電話を終えた千歌ちゃんがきらきらした表情で僕に
「経済を止めてはいけない。予定通り進めてください」。
野田さんがそう言ったのだと教えてくれた。

地震以来、気分がすぐれない日がずっと続いていたから、逆に僕らのほうが元気づけられた。

そして、僕らが、なぜSARAXJIJIが好きなのかハッキリとわかった気がした。
あの人の服を着たいと思う。
細くて小さな身体から創り出されるタフでしなやかな服を。